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about

少年少女と永遠とセピア色の世界の歌。

lyrics

崩れた庭園に花が咲く
白黒の花畑が
焦げた煉瓦の壁の上覆い尽くす

埋もれた庭園に鳥が啼く
古ぼけた(セピア)色の鳥たちが
土の下から美しい声でさえずる

そう、それはいつか見た風景
古い記憶の呼び声
忘れられた記憶たちが呼んでいる

壊れた庭園に風が吹く
野ざらしの石像たちが
今夜の風は冷たいと嘆いている

廃れた庭園に月が出る
蒼白く病んだ月影は
時の洗礼の傷痕を やさしく包む

そう、それはいつか見た夢
心の底のよどみで
想い出される時をただ待っている

寂れた庭園にふたりきり
僕らは途方に暮れながら
無限に広い庭園の出口探す

今夜も瓦礫の物陰で
静かにふたり眠る
夢の中
寝息立ててまた夢を見る

かつての淡い気持ちも
僕ら二人の心も
永い時の彼方で ほら風化する

それは灰色の夢
果てなき時間の迷宮
無数の記憶の残骸に埋もれゆく


廃墟の庭園で僕たちは
永久の夢見続ける
出口探してふらふらと
さまよい続ける

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